ポン吉さんの趣味日誌

おっさんの趣味奮闘記です(^^)一貫性はありませんのであしからず・・

人との別れでなく飛行機との別れで涙したことありますか? THANKS JUMBO ラストフライト 花文字山から「ありがとう」 万感の思いをこめて離陸編 長崎空港

いよいよ、長崎空港、ジャンボとのお別れ

今回で最終回となります。

f:id:ponkichi787:20141101080930j:plain

 

 

 ↑ 音楽でも聴きながら読んでやってください ヾ(・ω-。)

 

いよいよジャンボの離陸のときが近づいてきました。

「あっ動き出した!」

f:id:ponkichi787:20141101080851j:plain

 撮影:2013.12.8 ニコンD7000 + タムロンSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) 

プッシュバックされるジャンボ、再び色めき立つ展望デッキ

ANAの職員の方が「THANKS JUMBO ありがとう、さようなら。ANAボーイング747 」と記された横断幕を持って、プッシュバックされるジャンボについて行きます。

 

展望デッキがすごいことになっている・・・・

師匠は最後のジャンボを撮影できたかなぁ、無事にジャンボに乗れたかなぁ・・・

 

f:id:ponkichi787:20141101080845j:plain

 撮影:2013.12.8 ニコンD7000 + タムロンSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) 

 多くの人々が別れを惜しむ中、ゆっくりとタキシングを始めるジャンボ

長崎でこんなにもたくさんの人々に最後を惜しまれた乗り物ってあっただろか・・・

 

これまで幾多の別れ、出会い、不安、希望そして夢を乗せ、長い間、長崎-東京間を結んできたジャンボ

 

見送る人たちの胸には、それぞれ違った熱い想いがあることでしょう。

 

身体いっぱい使って手を振る人たちを見ていると、またウルッときてしまいます。

 

f:id:ponkichi787:20141101080839j:plain

 ジャンボは別れを惜しむように、ゆっくりとRWY(ランウェイ)14へ

※ RWY(ランウェイ)の説明は、前々回のプロローグ編に詳しく書いてますヽ(・ω・`○)

 

RWY14から離陸すれば、展望デッキや花文字山側の私達の目の前で、ジャンボが離陸する姿をばっちり撮影することができます。

 

ジャンボが駐機中は、どの飛行機もRWY32から離陸していたので、これも粋な計らい。

風のない日でしたので、安全面に問題ありません。

 

そして、離陸準備完了!

いよいよお別れのとき

 

しっかりこの歴史的な瞬間を撮影しておかないと。

長崎空港を本拠地とする者が、長崎空港で最後の一番いいジャンボの写真を撮るのだ!

今日いい写真を撮らないでいつ撮るんだー!

 

みたいな感じでバリバリに力んでいました。

ジャンボの高まるエンジン音にあわせ、鼻息が フンガ フンガと唸りを上げます。

 

離陸許可が出て、ジャンボが滑走路を走り出しました。

 

今では長崎空港で聞くことのできない4発のエンジンが奏でる独特のサウンド

 

さー近づいてきた!

 

機首を上げ離陸!

f:id:ponkichi787:20141101080938j:plain

撮影:2013.12.8 ニコンD7000 + タムロンSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)トリミング 

f:id:ponkichi787:20141101080934j:plain

撮影:2013.12.8 ニコンD7000 + タムロンSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)トリミング 

直近を、エンジンが唸りを上げながら離陸!すごい

 

周りから大歓声

ありがとぉーと叫んでいる人もいます。

 

f:id:ponkichi787:20141101080932j:plain

 撮影:2013.12.8 ニコンD7000 + タムロンSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)

大きな翼を上下に揺らし、 さようなら と言っている

f:id:ponkichi787:20141101080930j:plain

だんだんと巨大なジャンボが小さくなっていく・・・

 

みんな、豆粒みたいな大きさになっても、手を振っていました。

 

とうとうジャンボは見えなくなり、辺りは静寂を取り戻しました。 

再び 小鳥のさえずりが聞こえ、ゆっくりとした時間に

 

まだ、私も含め回りの人々は余韻に浸っている感じで動きません。

何だろう、胸にぽっかり大きな穴が開いた感じがします。

それでいて清清しい、変な感じです。

 

家に帰るときも、一緒に行った同僚と話をしながら、この余韻を楽しんでいました。

 

しかし、感動の物語は、ここで終わりません!

もうひとつ感動する事実が隠れていました。

 

皆さん、さっきの写真を見て気づきましたか?

私は写真を整理していて気づいたのですが・・・・ 

f:id:ponkichi787:20141101080936j:plain

 コックピットを見てください。

パイロットが手を上げて、私達の「さようなら、ありがとう」に応えていました。

 

この写真を見て、胸がギュッと締め付けられ、またパソコンの前で涙ぐむことに・・・・(ノω・、) ウゥ・・

 

2013年初頭にエアラインとカメラの魅力の沼に落ち、その年の最後を締めくくったのがこのジャンボとの別れ

 

 

ジャンボは、その後、2014年3月、国内の航空会社から姿を消しました。

 

 

皆さん、人との別れでなく飛行機との別れで涙したことありますか? 
 

THANKS JUMBO ラストフライト 花文字山から「ありがとう」 

ちょっと古い話でしたが、読んでいただきありがとうございました (゚ω^* )♪ 

 

 ↓ 最後に福岡空港でのラストフライト

 管制塔とジャンボとの感動のやり取りをアップしている動画を紹介します

 

 

ANA ジャンボ機 ボーイング747 ラストフライト 福岡空港 感動の交信 管制 - YouTube

 ジャンボへの離陸許可~1分56秒~
管制官→ お疲れ様でした。そして ありがとう
     WIND 340 12  RUNWAY 34 CLEARED TAKE OFF

ジャンボ→ ALL NIPPON 250  RUNWAY 34 CLEARED TAKE OFF(復唱)
      長い間ありがとうございました 

離陸後~3分17秒~
管制官→  ALL NIPPON 250 CONTACT DEPARTURE・・・・THANK YOU

ジャンボ→ ALL NIPPON 250 CONTACT DEPARTURE (復唱)     
      ありがとうございました。福岡のこと忘れません